電気がない時の調理法

はじめちょろちょろ中ぱっぱ!受け継がれる米の炊き方

全ての電気が止まった停電時でも、ガスが利用できました。こんな時、つくづくオール電化にしなくてよかったと思う。オール電化の場合、IHクッキングヒーターを利用するため、ガスが利用できません。また、スポット電化のように調理器具だけを電気にするのも同様で、たまたまガスを使っていたからこそ、停電時でも調理が行えたというだけの話です。

 

そんな電気が使えない状況で日常生活で困るのが『炊飯器が使えない』という事。普段であれば、スイッチひとつで炊けるご飯も、こうなってはちょっとした作業が必要になります。
そこで、思い出してほしい言葉が『はじめちょろちょろ中ぱっぱ』という言葉です。小さい頃か、どこかで聞いた事があるはず。これはおいしいご飯の炊き方を伝える調理方法です。実際に我が家はこの方法で調理をして米を炊いて夕飯にしてました。多めに炊けば、次の日の朝のおにぎりにもなりますから、翌朝のガスの消費も抑える効果もあります。

土鍋を使った米の炊き方

米を炊くという工程は大きく分けて『研ぐ』→『炊く』という作業だけです。

 

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分量

:米1合〜1.5合として
:水の量 手のひらを利用する鍋に押し付けた指の高さ(目安)

 

炊き方

はじめちょろちょろ:ふたをしめて最初は弱火で5分ほど
中ぱっぱ     :強火(中火)で12分〜13分、その後弱火にして1.2分蒸らす

 

土鍋で炊くご飯はうまい!というのは感覚的なものなのかわかりませんが、鍋でもこんなに簡単にご飯が炊けるという経験ができたので、緊急時に困りません。ただ、普段からこれを行うか?と聞かれれば、きっと炊飯器を利用するという答えるでしょう。そういったレベルのものだと思って下さい。水の加減は個人差があるので要調整ですが、これだけでおいしいご飯が炊けます。

圧力鍋を用いた米の炊き方

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分量

:米1カップ
:水1カップ(米と同量)

 

ふたを閉めて、強火で3分加熱し、圧力弁があがったら、火を止めます。あとは15分ほど放置で余熱で炊けます。

 

圧力鍋を利用すると調理時にガスを利用する時間も短く、非常に経済的ではありますが、米におこげがついたり、圧力鍋に張り付いたりで、事後処理が結構大変ですので、普段の実生活での利用にはあまり向きません。また、通常、家庭にある圧力鍋は人数が多い時用に大きいと思いますので、災害対策用に用意するのであれば、小型で持ち運びしやすく、こびりつかないテフロン加工などされている圧力鍋があるといいと思います。

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